学校へ行きたくない理由
13歳男子の主張
道徳の時間で、自分の想いを伝え合う。
自分の好きに思ったことを言って下さい、と、
自分の感想をありのまま述べる。
すると、「その意見は違う」と、
先生からもクラスメイトからも言われたんだそう。
「自分の思ったように言っていい」
と言ったのに、言えば否定される?正しい答えが決まっている?
「僕は好きに言っていいと言われたから、本心を言っただけなんだけど?」
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「正義の押し売り」
「こうすべき」「こう言うべき」のような目に見えない「決まり?」があって、「同じ意見や相手が求めてる意見を持つことが正しい」という空気感が漂っている。私は大人になってからもそんな「正義の押し売り」を受けた経験がある。
素晴らしきはずの「正義感」はその人をスーパーヒーローのように勘違いさせ、他者を受け入れなくする。
「正論」は必ずしも人を幸せにしない!と何度も主張した記憶がある。どんなに清く正しかろうと、「正論」を相手への尊重無しにぶつけてしまっては、コミュニケーションは成り立たない。
正しいか正しく無いか、の「答え合わせ」をして安心することより、「違う意見の見解を知る」余裕を学ぶ方が、大人になってよっぽど価値がある学びだろう。
意見の違いは、世界中のどこにでも溢れている。ここイギリスでは6歳でも「ディベート」を学校で取り入れている。「動物園 賛成派 vs 反対派」話し合いの中では、相手への配慮を示すことも教えられる。メインの学ぶべきことは、
自分の意見を述べること
その理由を説明出来ること
そしてそれらの主張を聞き受けてもらうこと
を、クラス皆んなが出来ること
分からない時は質問をしてより相手に耳を傾けること
自分と違う考えや意見があるんだということを知ること
クラスの中の間違った答えを持った生徒を探したり、正したりするのが道徳の授業じゃない、はず。
生徒たちが好きと言う「鬼滅の刃」を、何でこんなに人気なのかが知りたくて観てみた。まず私は自分の子供達には観せられないというのが最初の感想。なので夫と二人だけで隠れて観た。(これ、イギリスでは間違いなく問題になると思うなぁ!) 個人的にはグロテスクな描写は嫌いじゃない。普通に面白いと思ったけど、もっともっと観たいかと言うと、大まかな展開が見えてしまっているので、そこまで興味をそそらなかった。鬼滅の刃の良さを熱く語ってる人の話を聞いて、とても日本らしいなぁと感じた。興味のある子には英語版をレッスンで取り入れてみようかと。
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