人生の面白さとは?
頂く相談の中に「出会い」や「結婚」についてのお話もある。いい出会いがないかなぁと悩むことは誰だってあり自然なこと。だけど、好きな人がいなくとも、結婚してなくとも、相手を探している最中であっても、現在進行形で、今の自分が得られる、むしろその時にしか感じ得ない、物事の見方を養う良い時期だったりもする、ということ。
この世の中を、分かりやすい社会的な立ち位置や物質的な側面だけで測る見方もおおいにあれど、それだけでは人生は味わい尽くせないのじゃないかと考える。パートナーがいても幸せとは言い難いカップルも多くいるし(現にうちの夫婦がそうであるし)、大人になっても人の成長は死ぬまで続くので、若い頃とはまた違う価値観の大人同士が「人生の楽しみ方」の違いを見出すことはよくあると思う(特にこの国では、これでいいやという考えよりは、よりよく大事にしていこうという自己を大切にしようという前向きな生き方は、社会的にも尊重されやすい)
当たり前だけど、何も結婚継続だけが幸せの道ではなく、うちら夫婦のように「互いにとってより良い人生」を真剣に考えた時に、前向きに別々の道を選ぼうということもある。
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モテないわけじゃないけれど関係が続いていかない場合は、具体的に自分の性格や振る舞い、相手への態度の癖や傾向を見直していきたいと、私なら振り返るだろう。誰かに教えてもらえるチャンスがあるとしたら、傷つくことを恐れないで聞いてみたり、仲のいい友人に客観的な意見をもらったり、カウンセリングを受けてみたりして、今一度自分の人間性の前向きな改善点が持てるかもしれない。
一方で、出会い方に幅を利かせる視点もある。
より良い出会いを求めて、フィールドを広げてみたり、自分が出会いたいと思っているタイプの人たちが多くいるであろう場所を再確認する。その場でのアピールの仕方を再確認する、など。
そして一番大事だと思う視点は、出会いを探している最中でも人生は現在進行形で歩みを進めているということ。もしかしたら人が一番気付きにくい、ポジティブな思考/自信と創造性を必要とする範囲。
手に入れたことが分かりやすい、
地位や名誉や仕事やお金や財産など物質的な獲得、付き合っている人がいるとか、家族を形作っているとか、「結婚する」もここに入る、
だけで幸せになるなら、人生苦労しないっていう話で。
もちろん努力を積み重ねて掴むポジションも尊いし、長い時間をかけて素晴らしい結果に辿り着く喜びだってある。だけどそのためだけに人生があるわけではない。
“分かりやすい目標”があるのはいいことだけど、それを得たか得ていないか、成功か失敗か、などの結果が2択しかない狭い価値観だけでは人は幸せになれない。その過程の中に落ちている「本質」を探れるかどうか?
大体の人の悩みはここで腑に落ちることがすごく多いなぁというのが、私が多く人の相談に乗っていて思うことであり、私自身が得意とする人生の見方でもあります。
そこにこそ自分らしさのオリジナリティーが出てくる。どんな観点なら一番自分の性質に合う見方か、本当は自分は一体何を欲しているのか(自分の今に満足できるかどうか)、答えは無限にあって、変化に富んでいる。
結果にだけにフォーカスし過ぎるのは人間なら誰しも起こりうるものの、こういった別の目線も持ってこそ、人生はより面白くなる。
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