勉強用 - 序論

カウンセリングの中心概念: 行動の変容
治すことではない、理解である
気分の向上だけでは不十分
行動のフレキシビリティー
どれがそのクライアントに相応しいか
行動療法(反応の仕方/症状を修正する方法
精神分析(症状の根底にあると推定されるモチベの修正する方法
現象学的立場(反応の前提にある認知や知覚を修正する方法

言語的
非言語的
親子関係に似ている
相互交流
信頼感
カウンセラーには鬼手仏心の精神がある
クライアントにはカウンセラーへの依存性(甘え)と畏敬がある
心理療法とカウンセリングの意図付け(特に日本において)
カウンセリングの専門知識と訓練の必要性
心理療法: 神経症、境界例、精神病(対応の仕方がある程度限られているかもしれない
カウンセリング: 対象が多様、カウンセリングを支える学問が多様である必要があること(性格心理学、組織心理学、結婚心理学、職業心理学、心理テスト、犯罪(非行)心理学、発達心理学、学習心理学、文化心理学、社会学、産業心理学、統計学など 本来カウンセリングは心理療法の真似事ではない
カウンセリングの対象は健常者(自己実現の援助、教育が主目的、治療方法より情緒的レベルの教育
「予測性ありき」
感情交流の主目的が予測される状態
理論に基づく会話
日常会話との違い
理論的に意図された会話
個人の好みを生かす能力も必要(文化の超克)
例: ニイルのサマーヒル
教育や社会に対するカウンセリングの立場
ロジャーズが牧師からカウンセラーに転じた理由として、特定の思想の不自由さ
概念の束により成り立つセオリー
(現象-事実-概念-理論)
理論: 結果の予測
性格形成論(不登校児)
現象の整理
仮説を生み出す母体になる
- 人間観
- 性格論
- 問題発生(問題行動の理由
- 援助目的(目的地
- カウンセラーの役割
- クライアントの役割
- 限界(理論が適用できない問題や対象は何か

カウンセリング理論: 理論構成に主観や推論が多く混入していることを念頭におく
ー 精神分析的理論(フロイト、アドラー、ユング、ホーナイ、フロム、サリバン、エリクソン、ボルビィ、クライン、ランクなどの分類
ー 自己理論(ロジャーズの自己概念を中心とする理論
ー 行動療法的理論(行動カウンセリング、モデリング法、自己主張訓練、ソーシャルスキル訓練)
ー 特性•因子理論(心理テスト)
ー 実存主義的理論(実存分析、現存在分析、ヒューマニスティックアプローチ
ー ゲシュタルト療法(パールズ、ローエン)
ー 交流分析(PAC, エリック•バーン)
ー 論理療法(エリス、説得的方法)
ー 折衷理論(ブラマー、ショストローム、ソーン、アイビイ、カーカフ)
ー その他(森田療法、内観療法)
 
自然科学の理論の結果のようにいかないが故に、パーソナリティーに適したものでなくてはならない
自分の理論構造の参考資料として既存の理論に触れる 
理論を深く理解するリサーチャーに対し、来談者中心であるカウンセラー
自分のパーソナリティーを発揮しやすい理論: 
ー 使いやすい守備範囲の広さ便利さ
ー 実証性: 知識を他者とシェアできる公共性、客観性

折衷主義(eclecticism): 来談者の問題に応じてまた面接段階に応じて最も適した方法を取る立場のこと(既存の各理論から活用できるものはなんでも使う立場)
理論が社会的、文化的に沿っているか
人間の生き方の問題に対しては、行動療法など強い理論より実存主義的カウンセリングの方が力になる。一方で実存主義的アプローチは行動療法のyいyな実証的研究がしにくい。故に完全な理論はないと言える。各理論を相互補完的に使う必要がある。
フィードラー(F.E.Fiedler): フロイディアン、アドレリアン、ロジェリアンの三派の面接録音を分析
“熟練者になるほどカウンセラーの面接中の言葉には学派の差異が見出されない”
➡︎カウンセラーとクライアントのリレーションこそ重要(学派は重要問題ではない)=学派にこだわるよりクライアントとの関係性を意識する方がよい
折衷主義への反論

特定の理論を時間をかけてマスターする vs 折衷主義
理論を何十年も費やして掘り下げる vs 多くのクライアントを理解する
特定の理論に固執することのリスク(反動形成が働いてはいないか、理論で防御するなど
多様な社会的、時代背景において、あらゆる理論に触れ統合されたものが、面接体験を重ねて再構成されていく「私のカウンセリング理論」は絶えず成長する

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