“英語はただのツール”

初めて見ました、
こんな神秘的な蝉の写真。。。

羽の色がなんとも美しい。。。

英語レッスンの生徒さんから、英語のメッセージと共に送られてきました。

そんなお子さんと親御さんの気持ちがただただ嬉しい。

こういった「コミュニケーション」のツールとして英語は価値を見い出します。

例えばプログラミングに関してもしても、最近では「ノーコード」への注目が高まってきています。ウェブサイト作成のテンプレートは以前から多く存在していましたが、アプリも作れちゃうとなれば確かにビジネス的に幅も広がったり経費が抑えられたりと多くの利点が挙げられそうです。

英語もIT同様にそのスキルがなくとも、どんどん使いやすく、よりナチュラルな翻訳ができる機能を搭載したアプリが出てきています。(最近、翻訳マスクも作られたようで。マスクをしながら異言語コミュニケーションが可能。なんだか笑えます。)

英語やプログラミングが出来なくてもなんとでもなるような、即効性と利便性が重要視される時代は、テクノロジーと資本主義の狭間でこれからもどんどん進化を続けるはずです。音楽でも同じことが言え、楽譜を読めなくても素晴らしい音楽を作るクリエイティブな人たちも増えています。

日本の教育面でも、これまでの偏重学習(暗記中心の詰め込み学習)への不信感から、社会に出てプラクティカルな即戦力となるスキルや知識を意識した学びが重要視される時代の流れがあるようです。

ただこういう時代の中で、ただ単にプログラミングだ、ノーコードだ、英会話だ、すぐに答えを!という「即結果主義」な傾向に対して、一度立ち止まり本当にそれだけで長期的に問題がないのかどうかと考えることは、教育者としても親としてもとても大事なことではないかと感じます。

例えば、今、私は、親としてもうすぐ6歳になる息子の受験勉強をサポートしていますが、この経験から磨かれる学習面は「即戦力」に近いスキルです。

50分かけて読解、文法問題を解き、自分で作文のプランを作成したあとに起承転結の流れに沿って物語を書き出します。構成力、語彙力、文字の綺麗さやスペリングなどを評価されます。

その他、英語では、ディクテイションで聞き取りをしたり、リーディングでは理解力と表現力も評価対象です。

算数では計算問題や文章読解、2D-3D図形、展開図、量、長さはmm-km、お金の計算、時間の読み方、呼び方、計算、足し算、引き算、掛け算、割り算は筆算で計算、分数と数の関係性、九九はイギリスでは12x12までが範囲内です。

ここに、並んだ図形のパターンを即時に読み解くノンバーバルという問題と、英語をベースとしたスピードと閃きを解くバーバルが入ってきます。

ただし、これらの内容は、受験勉強の時にだけ必要なスキルとしてだけで止まりません。6ー7歳の子供たちが7ー8歳以降もずっと磨いていく最低限の知識とスキルとも言えるような、幅広く深い学習を進めるにあたり必要な基礎とも言えます。

ですが、「本来の学びの楽しさや深みを再確認すること」を忘れてしまうのではないか?という疑問は多くに人が感じることではないかと思います。

受験に成功する(?)、ことが目的となっては意味がなく、そもそも「受験の成功」とは何を持って成功とするのかも、実は人それぞれであって当然です。単純にどこかの学校に合格するかどうかを基準としている親御さんもいらっしゃいますが、それほどその時の結果だけを重視しない親御さんもいらっしゃいます。人生を通し何を指針とし、何を基準にするかは、いつだって人それぞれで千差万別の考えと取り組みが存在しています。(ただし、人の価値観というものは、多くの場合、身近な家族や親戚、学校や近所などの地域的な交流関係から大きく影響を受けます)

子供達は今目の前に見えていることにただ真っ直ぐに向き合うだけで、後で役立つとかそんな余計なことは考えません。シンプルに向き合うからこそ楽しめるんです。

楽器でも勉学でも、
「学びの本質」って結局そこに生まれているはずだと私自身も好きな学びを通し、そう感じます。

そしてこれほどまでに情報や物に溢れた時代だからこそ、「人としての原点」を顧みる思考も注目を浴びているわけです。

私は英語レッスンを通し、ただひたすらに点数の取れるようなことを教えたいとは思いません。

人生においての優先順位すら間違わなければ、きっと幸せな一生が送れると思うからです。

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