中2、将来を考える。

最近は私の生徒である中2男子(中2になりたてだいっ)は、2週続けて英語レッスンそっちのけで、将来についての話を1時間半〜2時間にかけて話し込みます。

ゲーム活動が軌道に乗り、出世もしお金も少し稼げるようになってきて、仲間との信頼も得て、、将来(受験)を案じて、今また中学に戻ろうと決めていた彼(出席日数を気にしだした様子)

中学に戻るならゲーム活動を辞める!と言い切っていた彼。正直私はびっくりした。。こんないい居場所を作り上げたのに辞めちゃうのか、、って。そして一度やめたらもう戻れないとも言っていた。。

両刀で行く道はないのかと尋ねたけれど、どちらも中途半端になることが嫌だと言う。なるほど、、彼らしい。。

そして中2が始まった。

初日は行ったが、2日目はどうしてもゲーム活動の大会関連で休まざるを得ないと言うことだった。今後どうしていこう、、学校にスマホを持ち込めるなら学校で昼休みに案件を取ったりできるんだけど、そんなこと中学の先生に言ったところで、、、

やりたいことと、現実の狭間の大きな壁に俺は今ぶつかっているよ!と、困った表情でも、どこかしら自身と笑顔で満ちている立派な13歳の彼が私の目には映っていた。

丁度去年の11月あたりだったか、、
「13歳のハローワーク」という本を彼と一緒に読んでみたことがある。

将来のことを見据えながら今何をするかを考えていきつつ、模索しつつ、、と思った。ただその時はタイミングじゃなかったんだろうと、今から振り返ると思う。

確かに大人でも、人生の中で「タイミング」というものが存在している。むしろ「タイミング」こそ全て、とも言える。

こうして人と対話をする機会が多いと気付かされるのは、人はやはり「自分始動」でいたい生き物だ。

誰かに、あぁしろこうしろ、と言われては動機が弱すぎる。

自分の中でうごめくパッションのような、衝動こそが原動力となり、自分という人間を掻き回し、変化しようと促す。

私は親でも子供たちでも、人と向き合う時には、今現在この人の中で、どんな思考回路が巡っていて、どんな価値観があり、どんな気持ちが生まれているかに焦点を置く。

じゃあ話してください。では、なかなか話せるものじゃないから、話せるように私から話を振るのだけれど、実は私の話なんてのはどうでもよく、ただの火付け剤のようなもの。

悶々としている人は必ず想いを抱えてる。
そしてそれを表に出したいと感じている。
その想いを受け止めてもらいたいし、自分もその想いを肯定したいと思っている。だからカウンセラーだとか心療内科だとかメンターだとか、第三者的受け止め役が必要なんだと思う。

人間の面白いところは、
実はとても変化を好む。

そう思ってない人も多いかもしれないけれど、
去年の自分を振り返っても、僅か一年で考えから、やっていることも変わっていることはよくある。思いの外、人は変わっていく生き物だということ。

私は「人は変化を怖がる生き物」という印象が強くあるけど、実は全くそんなこともなく、意見だって価値観だって誰かの影響を受けたりしながら、どんどん変わっているものだ。それはきっと毎日子供がいつの間にか大きくなっている変化だったり、私たち大人が歳を取っているのと同じで、数日や数ヶ月程度では一見すると気づかなかったりするものかもしれない。


私は中2の彼に言った。

「その悩んでる感じ、いいね👍」

どんどん悩み考え、自分を知ろうとする、社会を知ろうとする。彼の中には社会(大人たち)に対する憤りはメラメラと煮えたぎったままで、だけどそれが彼を突き動かし、さらには彼という人を作り上げている大きな原石となっているように見える。

「俺、頭悪いから〜」が口癖なのは、出会ってから変わっていないけれど、きっと遅かれ早かれ、そうじゃなかったわ、、と気付かざるを得ない経験を多く積み上げたときに、「やっぱ違ったわぁ、俺頭よかったかもしれん!」と認めるようになる日が来るだろうと容易に想像できる。

Ps. 100ポイント貯まったからプレゼントに彼の大好きなチョコをたんまり送ったのだけど、未だ届かず。。こんな時期に大きなエールとして力を貸してくれよ!と思いながら、、サクッと届けよ、国際郵便よ。

Honey xx

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