人にしかできないこと



認知症ケアの「ユマニチュード」について知り、
多くのことを考えさせられた。

数日前にお会いした、育児真っ盛りの方にもお伝えしたり、予々ロンドンで出会う教育熱心な日本人ママさんたちに伝えていること…。

インスタントな結果を子供に要求してしまうがゆえに、半ば強制的に勉強や習い事をさせる。そのせいで本来子供たちがナチュラルに持っている、学びの好奇心ややる気を奪ってしまう。決してママたちに悪気はないのだけど、心配するがあまり、我が子を守りたいがあまり、受験や帰国を控えたりするママたちの心は完全に不安に襲われていたりする。その子その子の特徴さえ掴めば、前向きな教育を提供できると経験を持って感じている。「北風と太陽」そのまま。

発達障害の子供たちへのアプローチにも似ている。最終的なゴールとして「その子の個性を知ってもらう(よって前向きに生活ができる)」為には、最初はその子と友達になるところから始める。何も難しい話ではなく、ただ楽しい話をしたり、一緒に何かをやったりするだけ。

写真: レッスン中の一コマ。レッスン前にドリンクを持ち合わせる。Rちゃんはお茶、私は豆乳にスピルリナパウダーを入れて、青々しい不気味な飲み物をあえて披露した。「体に悪そう、、」とRちゃん、笑

人は本来喜びで生きている。
病気や障害があってもその喜びは消えてはいない。ただ頑なに隠れてしまっているだけ。その塞ぎ込んだ悲しみは1人では拭えなかったりする。それまで強く拒んでいた想いも、誰かの笑顔によって魔法のように解きほぐされたりする。

人は人でしか救えないなぁと思う。
AIに入る余地はない。



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