学習への向き合い ー中学不登校、高校へ向けて
私自身、支援者としての学びと、もし一人でも多くの方との情報シェアとなればいいなぁと思いあえてブログにて書き記します。
経緯
進路(通信高校)に向けて意識を向け出した中2男子が、中3から学校に通う意思や、後に通信高校に通った際の課題提出への不安などに対し、学習へのポジティブな経験と認知の再構築
年齢
中2、14歳
不登校歴
1年2ヶ月ほど
ゲーム活動
丁度1年
英語学習
他の中2生徒が、中学一年生からの英語学習を私とLINEを通じてやり直しているので、君もやるかい?なノリで連絡をしてみたところ、すんなりOKをもらった😁
今日は「be動詞の肯定文」
翌日フォローアップのLINEを送る。返事待ち。
学びに対して
「俺は頭が悪いから、、」という言葉を何度か言っていたのが気になり、他の人の特徴、得意不得意について話した。あなたが頭が悪いのではなく、苦手なことがあったり、逆に人と関わったりすることなどの得意なことも両方あるということ。それはみんな同じように得意不得意があるだけだという話をした。
近況報告
1時間ほど話した。沢山の笑みを浮かべて嬉しそう。主にゲーム活動について。チームを移籍したこと、稼げないマネージャーからプレイヤーへの移行。今回参加しているフィールドはレベルが高い。それへのプレッシャーについて吐露してくれていた。
新しい年齢の近い友人との出会い。素晴らしい関係を紡いでいる様子。以前仲の良かった社会人のお兄さんとも以前ほどではないが繋がれている様子。交友関係の構築などは、以前から本人も自然な自信を持っている。
注目したいところ
あと4ヶ月の活動の後に辞めると言っていた。それは「中3になったら、内申書をよくするために学校に行って出席日数を稼ぎたい」ということだった。
丁度中学2年に上がる直前にも似たようなことを言っていたので、彼の気持ち、現状と気持ちの折り合いなど含め見守りたい。
自分の居場所
今のところは学校に友達はほぼ関わりがない状態。オンラインのゲーム活動を通しての繋がりが主。オンライン上では敬語を使うのだそう。「社会生活」が見られる。
折り合いのつかない大人もいる
実際オンラインもオフラインも関係ない。
人の居場所というものはどにあってもいい。それを否定的に捉える大人ももちろんいる。9月に診断がおりた軽めのASD-ADHD、週一回病院に通っているのだそう。心理士さんは話が合うが、精神科医のお医者さんとは馬が合わないらしい。彼女はオンラインでの活動を否定的に捉えたり、「アンガーマネジメント」について、知っているの?と聞いてくるのに教えてはくれないことへ苛立ったことも話してくれた。こういう大人へは容赦なく、残念ながらこのお医者さんの言葉はもう彼には届かない。そういう大人は学校にも、どこにでもいる。決してお花畑ではない社会を学ぶのには必要な存在かとも思う。だけどそんな大人ばかりでもないことを彼はわかっている。
ハートのピュアさ
一番感動したのは彼がゲーム仲間の受験に対する想い。試験に立ち向かう友達に対して、祈るような想いを抱いている。彼はいつも人が好きでハートが熱い。私が今回彼のためにクラウドファンディングを企画していることを伝えた。「ヤバい」を連発して感動してくれている様子だった。元々そういった活動に興味がある彼は、そのアイディアを聞いてとても嬉しそうに驚いてくれていた。
自分の特性への意識
彼は自分が怒りやすいことを教えてくれた。その際の対処法として、
- 瞑想/呼吸法(心理士さんに教わったそう、以前に私ともオンラインを通してこんな話をしたこともある)
- お風呂やシャワーなど水に触れる(これも私からのアイディアとして)
- 自然や景色に触れる(自分は自然が好きだとも言っていた)
- バウンダリー(この話は以前もやっていたけれど再度次回話そうと思う
感じること
当たり前のようでそうじゃない家族の形を知っている彼は、それでも人が大好きで希望を捨てていない。いつだって人と一緒に楽しく頑張ってみようという意志を感じる。Slowly but surely,,, 時間をかけてゆっくりやっていきたいと思う。
0コメント